ロックンロールって何やねん/YMO「FAKER HOLIC」にまつわるエトセトラその7
前の記事では、かなりお茶を濁してしまった。納得がいかない。
ロックンロールって何やねん。
この大そうなテーマ。
まだまだ突き詰めていきたい。
YMOの「FAKER HOLIC」についてのブログ記事に「ロックンロールって何やねん」という大袈裟なタイトルをつけたのは「BEHIND THE MASK」の謎だけが理由ではない。何故「BEHIND THE MASK」がアメリカで受けるのかという謎。ロックンロールの秘密に迫る謎。
その謎について、ちょっとおさらいしておきたい。『ロックンロールって何やねん/YMO「FAKER HOLIC」にまつわるエトセトラその6』では再発CDのブックレットから坂本龍一のインタビュー発言を紹介した。今回は坂本龍一の自伝、といってもインタビューに基づく語りおろし自伝、『音楽は自由にする』から紹介したい。
ワールド・ツアーは初めてでしたが、デビュー直後にLAでチューブスの前座をやったことがありましたので、アメリカで演奏するのは2度目でした。ヨーロッパとアメリカ、ニューヨークとLAの違いなんかもつぶさに実感できて、とても面白かった。
受ける曲も違うんです。ロンドンでは「ジ・エンド・オブ・エイジア」が受けたんですが、アメリカでとにかく受けるのは矢野顕子の曲なんですよ。矢野さんはサブのキーボードで参加していて、ツアー中に彼女の曲も何度かやったんですが、これが必ず受ける。ヨーロッパでも受けるんですが、アメリカでは明らかに反応が違う。それから、「ビハインド・ザ・マスク」という曲がやっぱりアメリカですごく受ける。矢野さんの曲と「ビハインド・ザ・マスク」。ロックの生まれた国で受けるということは、ここに何かロックの秘密があるに違いないと思いました。
ロック性というのは、リズムパターンやグルーヴだけではなくて、コード進行にもあって、つまりある和音からある和音に行くときにすごくロックを感じる、ということがあるみたいなんです。アメリカで演奏してみて、初めてそのことに気がつきました。
「ビハインド・ザ・マスク」は、だいぶあとにマイケル・ジャクソンやエリック・クラプトンがカヴァーしたんです。やはり、確かにロック・ミュージシャンを惹きつける要素があるんだと思います。ロック&ロール、つまり自然に体を揺らして転がしてしまうような何かが。
坂本龍一『音楽は自由にする』
新潮社 2009年2月25日
p.135,136
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その1
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その2
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その4
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その5
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その6
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